奥さんが行方不明になっちゃう映画「ゴーン・ガール」(GONE GIRL)を観ました。

gonegirl


デビットフィンチャー監督なのでなんかモノトーンのような映像で、ストーリーも心理をついてくるものでした。
エロくてグロいシーンも多々あってR15指定の映画です。
ただ、なんかものすごいどんでん返しを期待しすぎてたせいか、ちょっと拍子抜けな感じがしました。

 

何故なのか?

 

先日インター・ステラーの2回目をIMAXシアターで観た時の話。

後ろの席に外人が団体で観ていて、どうみても笑うとこじゃないだろうという場面でやたら「フッ」とか「クスッ」とか「ブフッ」とか笑ってとてもうるさい。
分析すると、相手の行動や言動に対してのセリフに吹き出しているようだ。
多分海外での皮肉たっぷりのスラング的な言い回しがそうさせているようで、笑わない方が逆に変なのか?
例えば字幕で「何考えてるの?」が「頭の中身は昨日のみそ汁に使っちゃった?」だったら私もフッと鼻で笑うかもしれない。

ようするに日本語の字幕で表現しきれないこととか、日本にはない風習などがあってそういった細かいジョークを交えた言い回しが伝わらないので、もしかしたらゴーン・ガールって、背筋がゾッとするサイココメディなのか?という気持ちになってきました。
というのも字幕の表現でさえも実際に笑った部分が2回くらいあったので、他にも字幕では伝わりきれない風刺が散りばめてあって怖いけど笑える映画だったのかも。
頭から謎が謎をよぶ怖い怖いサスペンス映画であると決めつけていて、フィンチャー監督アハ体験なものを期待しすぎていた為ちょっとがっかりしてしまったのです。

確かに内容はゾッときます。
でもお化けとかゾンビとか殺人鬼とかその類いのゾッとするものではありません。
人の持つ怨念や執念が怖いのです。
殺したいくらい憎くても殺しちゃったら何にもならない。
相手をとことんまで困らせ弱らせ、泣きべそかきながら平謝りさせてこそ気持ちがスッとする訳でございます。

「お~んお~ん、やっぱりお前が一番だよ!」そう言わせたい一心で。

夫婦間が冷めてしまって浮気している人が観ると、特に心臓に悪い映画だと思います。

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